「捨てないパン屋の挑戦 しあわせのレシピ」

捨てないパン屋、ブーランジェリードリアンの田村さんのことを書いた本が出ました。
絶対に読みたい!と発売を知って迷いなく購入し、読み終えたところです。

「捨てないパン屋の挑戦 しあわせのレシピ」

捨てないパン屋になるまでの田村さんの葛藤と挑戦、
それを解決へと導いた文化や人との出会い。
「捨てないパン屋 手を抜くと、いい仕事ができる」を読んだ時もそうでしたが、
やっぱり涙が。。
こんなに戦っている人がいるのに、私ができることって何もないなぁ。
いや、できるのにやっていないだけなんだな。
小さなことからでいいからやろう。
そう思いました。

読み始めて数行で思ったのが、
あれ?子供向けの書き方?
分かりやすく読みやすく、優しい文章。だけど内容が濃い。
これからの世代を継いでいく子供達への期待・希望を感じました。
図書館に早く並ばないかな。

旦那が船釣りが大好きなので、我が家には魚がうちに来てくれることが度々あります。
船の上で締める時、ありがとうっていう気持ちでやっていると聞いたことがあります。
私もさばく時は、まぁ~うちにきてくれるためによくここまで育ってくれたものだ…と
魚のピカピカした目や鱗を見ながらありがたくさばきます。

効率化されることと引き換えに、沢山失うものがありますね。
これからもここに住んでいくなら、どう折り合いをつけていくべきなのか…?
課題が沢山です。
1つの答えを出した人でも、さらにまた新たな挑戦と答えを求めていくのでしょう。
生きるってそういうことなのかもな…と思ったりもします。