豆について

有機JAS認証生豆を使用しています

化学肥料や農薬を使わずに育てられたコーヒー生豆を薪窯で焙煎しています。

コーヒー豆を育てる仕事に携わっている人間や、その周りに生息している動物が、コーヒー豆を育てる環境の中で薬害を受けないこと。
コーヒー豆を仕入れる人も、焙煎する人も、飲む人も、みんなが安心してコーヒーを提供・消費できること。

これが私が一番理想としていることなので、現在は有機JAS認証の生豆を100%使用して焙煎したものを販売しています。

stokeのコーヒーに有機JAS認証マークが付いていない理由

有機JAS認証マークは、農薬や化学肥料などの化学物質を使用せず、自然の力で生産されたことを意味しています。

有機JAS認証マークを表示するには、有機食品のJASに適合した生産が行われているかどうかの検査を登録認証機関から受けて、認証を取得しなければいけません。つまり、認定された事業者のみが有機JAS認証マークを貼ることができます。

商品に「有機JASマークがないのはなぜ?」「これはオーガニック商品ではないの?」と疑問に思われる方がいらっしゃるかもしれません。
有機JAS認証生豆を100%使用して焙煎したコーヒー豆であっても、コーヒー豆を焙煎する事業者が登録認証機関から認証を取得していなければ、有機JAS認証マークをパッケージに貼ったり、商品名や説明文に「有機栽培コーヒー」を謳うことはできません。
それを許されるのは、登録認証機関から焙煎豆製造加工の有機認証を受けた認定製造業者だけということになります。

登録認証機関から有機認証を取得して維持していくのには、有機認証を受けた原料とそれ以外のコーヒーが混ざらないように区分管理ができる設備や費用が必要となるため、有機認証を受けるハードルは非常に高くなっているというのが現状です。

→認証手数料と認証の技術的基準について

有機認証を受けた業者から仕入れたコーヒー生豆の袋には、このような有機JAS認証マークが表示されています。
ですがこのように有機JAS認証マークが表示されている袋の中のコーヒー豆を1kgや5kgなどの小分けにした場合、小分け袋には認証マークをつけることができないというケースが大手のコーヒー豆問屋であっても多々あります。

stokeは有機JAS認証の生豆を仕入れて焙煎していますが、stokeが有機認証を取得した施設ではないため、stokeが販売するコーヒー豆に有機JAS認証マークを使用したり、有機栽培コーヒーであると謳うことは禁止されています。
認定を受けていない加工品に「有機○○」「オーガニック○○」「無農薬栽培」という表示も禁止されていて、言葉として使用できる最大限の表現が「有機JAS認証生豆100%使用」という表現となります。
どうぞご了承くださいませ。