ヤマアジサイ stoke

華やかな西洋アジサイ(ハイドランジア)とは対照的に、花や葉は小ぶりで、細くしなやかな姿が儚げな印象のヤマアジサイ。

山あいの沢沿いに自生しているので「サワアジサイ」とも呼ばれています。

アジサイの原産地は日本ですが、海外に持ち出されて品種改良されたものが大正時代に日本に入ってきました。

昔はあまりアジサイは人気がなかったようで、人気が出たのは戦後だったとのこと。

葛飾北斎「紫陽花に燕」

北斎の木版画に描かれたアジサイの種類は分かりませんが、日本古来のテマリ咲きアジサイのようにも見えます。
淡く繊細な色合いのアジサイと躍動感あふれる燕の姿からは、しっとりとした梅雨の空気が感じられます。アジサイのグラデーションが美しく、とても好きな絵です。

私が一番最初に知ったヤマアジサイは「紅」と「藍姫」でした。
葉も花も大きい西洋アジサイしか知らなかった私はそもそも「ヤマアジサイ」という存在も知りませんでした。
どんな種類があるんだろう?と調べたのをきっかけに、沢山の種類を集めることになりました。

ヤマアジサイは繊細です。水は欠かさず必要で、程よい日光や風通し、冬の寒風よけも必須です。
なのでお世話はある程度必要ですが、一年を通して愛情を注いだ紫陽花が枝先に小さな蕾を沢山つけた時、何にも代えがたい喜びを感じます。

まだ失敗をしながら学ぶことも多いのですが、私はヤマアジサイからそんな幸せをもらっています。

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